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外国人採用への不安は1つずつ具体的に!
「外国人を雇いたいけど、受け入れ体制が整っていないし・・・」
「何から始めればいいかわからない・・・」
「外国人採用に踏み切ったけれどなんとなくうまくいっていない・・・」
外国人採用に関して、こんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな局面を乗り越えた企業様の事例をご紹介します!
定年で日本人社員が辞めていく中で、新たな人材の確保が出来ない
A社は従業員数15名の企業で、定年で日本人社員が辞めていく中で新たな人材の確保が難しくなっている。
これまでは社員の紹介や親戚の入社で人材確保を行ってきたが、この方法が徐々に難しくなっており、ハローワークに求人を出しても反応は得られていない。
日本人社員の定年退職も増えており、A社は初めて外国人採用に踏み切ることになった。
外国人採用ってなんか大変そう・・・
外国人採用に対する不安として、A社の社長は「なんとなく大変そう」であったり「うちみたいな会社では受け入れ体制が整っていないし…」といった漠然とした心配を抱えていた。
一緒に漠然とした不安を具体的に
まず、A社とGA担当者で漠然とした不安の具体的な原因を明確にした。
その結果、以下のことが漠然とした不安の背後にある原因として浮かび上がった。
・企業の負担増
・失踪のリスク
・日本人社員との関係性
これらの原因を特定することで、具体的な事例や制度理解を通じて外国人採用について検討を進めていくことになった。
外国人採用は雇用主に様々な負担がかかるイメージがあるが、実際には特定技能受け入れ企業のうち約9割の企業が登録支援機関に支援を依頼している。
実際には、登録支援機関に多くの手間を委託することで雇用主の負担を最小限に抑えられる。
また、失踪のリスクについても、実際のデータからA社が検討を進めていた特定技能人材では特に、失踪するケースは多くないことが分かった。
※令和3年の技能実習生の失踪人数は7,167名、特定技能生の失踪人数は76名
出入国在留管理庁「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議(第1回)」
技能実習と特定技能の失踪者数の大きな違いは、技能実習生が原則転職することができないという原因が影響している。
失踪の主な理由やこのような状況の実情を共有しつつ、外国人社員との関わり方について正確なイメージを描いた。
日本人社員との関係性については、面接の際に現場での作業体験や他の社員とのコミュニケーションを提案することで、外国人社員が受け入れられるイメージを作り上げた。
そのおかげもあり、採用前から日本人社員は外国人社員を歓迎し、積極的に関わっている。
結果的に、A社では特定技能外国人を1名採用した。
不安点を明確にして話し合ったことで、ギャップを埋め採用することができ、その外国人社員は即戦力として活躍している。
漠然とした不安を正確な情報で解消!
外国人採用にはハードルを感じる部分もあるかもしれませんが、不安を具体的なものにしていき、情報収集を通して解消することで、自社での外国人受け入れのイメージを明確に持つことが可能です。
また、既に外国人採用を進めている企業においても、漠然とした不安やお悩みを1つずつ具体的にして解消していくことができれば、より効果的な雇用ができます。
まずは不安な点について、一緒に考えてみましょう!