半導体チップをプリント基板に装着する実装機向けパーツフィーダーを主力製品とする当社では、半導体業界特有の激しい需要変動に対応するため、製造現場で東南アジアの外国人研修生を多く受け入れてきました。しかし文化の違いや価値観の違いが原因で、なかなか思うような成果があがりません。試行錯誤の末に、注目したのがベトナム人でした。ベトナム人は、よく言われる通り、手先が器用で勤勉、残業もすすんでこなします。期待通りの成果が上がり、徐々に人数も増え、5年前からはG.A.コンサルタンツを通じてエンジニアの採用も始めました。

ベトナム人エンジニア第１号として5年前に入社したドゥック君は、製品設計や製造現場の業務改善を担当。実務の担い手として活躍しています。特に電気設計では、社内の第一人者。顧客とのミーティングにも参加し、堅実な仕事で日本人エンジニアの信頼も集めています。また当社には15名の外国人が勤務していますが、全員がベトナム人。最もキャリアの長いドゥック君は、グループのリーダーとして後輩の指導にもあたっています。今や当社に不可欠な存在。採用が大成功だったので、その後G.A.コンサルタンツを通じて４名のベトナム人エンジニアを採用しました。

歴代の営業担当の方に共通しているのは、レスポンスの早さです。"宿題"を出すと、すぐに答えを返してくれます。ドゥック君が入社した当初も、仕事の進め方や意識の違いからうまく適応できない面もあったのですが、すぐに問題解決に動いてくれました。また当社では、海外に製造拠点を展開すべく情報収集にあたっていますが、有力な候補地であるベトナムに関する情報はG.A.コンサルタンツを通じて入手しています。現地企業とのビジネスマッチングなど、人材だけでなく幅広く経営をサポートする機能がさらに充実されることを期待しています。