『インドネシア:東南アジアのワクチン・ハブとしてmRNAワクチンを製造』
世界保健機構(WHO)はワクチン製造のための技術移転先をインドネシアを含む新たな5か国に拡大した。
世界における特に低中所得国でのワクチンの公平性を高めることが期待されている。インドネシア、バングラディッシュ、パキスタン、セルビア、ベトナムは南アフリカにあるWHOのメッセンジャーRNA(mRNA)技術移転拠点から技術サポートを受け、独自のmRNAワクチンを製造する。
国営企業のPT Bio FarmaがmRNAワクチンを製造開始予定。同社は国内最大ワクチンメーカーの1つであり、年間32億回分のワクチンの製造が可能である。
ルトノ・マルスディ外務大臣は 「これは発展途上国が必要とし、力を与え、私たちの自立を強化し、私たちが世界的な健康の回復力に貢献することを可能にする解決策だ」と述べた。
インドネシアは世界で4番目に多い人口である国の人口全体に新型コロナワクチンを接種し、また近隣諸国へも出荷するために、何年にも渡って世界的な支援を求めてきた。供給が不足している中、2億7000万人すべてに十分な量を確保するために、ブースタープログラムでは半分の用量のワクチンを使用する。
参照:Bloomberg、The Jakarta Post、25/02/2022