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労働法改正草案、通常の勤務時間は週48時間制を維持

週48時間制を週44時間制に変更する草案に対して、
ブ・チン・ロックVCCI (Vietnam Chamber of Commerce and Industry)委員長は
「ベトナムと同レベルの殆どの競合国が48時間制を取っている為、
ベトナムの競争力が低下し、GDP成長目標に大きな影響を与える」と発表した。

ダオ・ゴック・ズン労働傷病兵社会相は、
「44時間制を適用すると輸出価値が年200億米ドル減少し、経済成長率は0.5%近く減速する」と判断した。

ベトナムの労働生産性がアセアン域内の国々より高くない場合、労働時間減少提案は現状にそぐわない。

通常の勤務時間の上限は1週間48時間の現行規定を維持するとした上で、
各企業に週40時間の実現を奨励する規定を盛り込む内容となっている。

労働傷病兵社会省の報告によると、現在ベトナムでは週48時間制の企業が89.6%と大半を占めており、
44時間制は3.6%、40時間制は6.8%にとどまる。

参考:Báo Mới、15/11/19