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在外ベトナム人からの本国送金、2019年は過去最高の約167億USD

世界銀行(WB)によると、2019年における在外ベトナム人(越僑)からの本国送金額は前年比+4.6%増の約167億USDで過去最高額となる見込み。
2017年と2018年の本国送金額はそれぞれ138億USD、159億USDで世界トップ10にランクインした。
今年もトップ10入りを果たし、3年連続となる見通し。

2019年の本国送金額トップ10にランクインすると予想されている国は、
インド、中国、メキシコ、フィリピン、エジプト、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、ウクライナだ。

東南アジアでは、ベトナムの本国送金額はフィリピン(351億USD)の半分弱に過ぎないが、
インドネシア・タイ・マレーシア等の他の東南アジア諸国に比べて圧倒的に高い。

ベトナムの本国送金額を毎年増加させている要因は在外ベトナム人の増加、特に海外派遣ベトナム人労働者の増加だとされている。
この本国送金額は、ベトナム国内の生産・営業活動、親族の生活困難解決、失業状況の克服、経済発展等に大きく貢献している。

参照:Tài chính、10/12/2019