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【秘訣その6】特定技能は結婚できる?必要な手続きや書類を解説!
日本で働く外国人の結婚事情がどうなっているのかご存知でない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
コロナで簡単に帰国できなくなったことや、特定技能で在日期間が延びたことで、急ぎ日本で婚姻届けを出すカップルが増えました。
(本来、ベトナム人同士であれば、ベトナムへ帰国し、婚姻届を出すのが、手間もかからず簡単です。)
今回は日本で働きながら結婚をした外国人を雇う企業様の事例を紹介します。
日本人と同じように市役所で結婚手続きはできる?
ベトナム人特定技能のA君は日本に住むベトナム人の彼女との結婚を考えていた。
A君は日本での結婚手続きの仕方がわからなかったので、会社に相談し会社の人と市役所へ。しかし、日本国籍ではないため、対応してもらえなかった。
このように外国籍の方が結婚する場合には、日本人と同じ手続きでは対応してもらえません。
外国籍の方は、市役所で婚姻手続きをすることはできず、大使館・領事館で手続きを行わなければなりません。
大使館・領事館ではベトナム語でのやり取りが可能なため、大きな壁がありませんが、日本人の結婚との大きな違いは、2人の関係を証明する書類が必要となる点でしょうか。
~書類例~
►婚姻要件具備証明書(ベトナムの法律に基づいて結婚する事ができる証明)
►婚姻状況証明書(独身証明書:ベトナムで取得)
►健康診断書(精神病・HIV/AIDS・性感染症についての記載のあるもの)
技能実習生の場合、管理団体や会社からの婚姻許可証・承諾書が必要になる可能性があります。
※大使館・領事館の対応はその時々で変更する可能性があるので、事前に電話等で確認される事をおススメします。
※ベトナム大使館は東京、ベトナム領事館は大阪福岡にあります。申請を出す予定の場所へ問い合わせするようご注意ください。
大使館・領事館への問い合わせを指導。A君は書類の作成を会社の人と協力しながら行い、無事に申請書類を整えて結婚することができた。
コロナが落ち着けば、ベトナムへ1週間ほど帰国し、結婚式を挙げたいと話しています。
余談ですが、ベトナム人の結婚に関する文化にも、彼らの家族想いな面が垣間見えます。
ベトナムでは、両家の実家で結婚式を挙げることが恒例で、新郎側新婦側で2回結婚式を挙げるそうです。これは、それぞれの実家にみんなで挨拶に行き、より家族のきずなを深める文化なのかもしれませんね。