従業員200名/ステンレスパイプメーカー
上水道や自動車、産業プラントなどに用途のあるフレキシブルパイプのメーカーである当社は、2007年にスタートした5カ年計画で「経営のグローバル化」をビジョンに掲げ、上水道のインフラ整備で飛躍的な市場拡大が見込まれる東南アジアへ本格進出を始めました。昨年は台湾に現地法人を設立。さらに勤勉で質の高い労働力を得られるベトナムにも生産拠点を展開する計画で、その布石として将来現地法人を立ち上げる際にリーダーとなって活躍する人材を育成するため、4年前G.A.コンサルタンツの仲介によってベトナム人エンジニアを採用しました。
採用したのは、ホーチミン技術師範大学で機械製造を学んだトァン君。得意のCADを生かして、製品設計を担当しています。非常に勤勉で、知識の習得も早く、納期を守る責任感は日本人と同じ。向上心も旺盛で、新卒で入社した日本人の若手技術者の良いお手本になっています。またベトナム進出の足がかりとなる重要な商談には、通訳やプレゼンテーション役で参加。彼が説明に立つと、商談先の当社に対する信頼感はグッと向上します。現地法人立ち上げ後は、現地で設計の外注管理や人材育成を任せるつもり。今や全幅の信頼を寄せています。
トァン君に掛ける期待は
大きいと、採用責任者
トァン君との出会いによって、当社の海外戦略は大きく一歩前に踏み出しました。期待した以上の成果を上げることができ、100点満点をあげても良いと思っています。現地での面接や受け入れ後のフォローなど、キメ細かなサポートも評価しています。特に受け入れ当初は言葉の問題から社内に戸惑いの声もありましたが、的確な対応があったおかげで半年もすれば落ち着きをとりもどし、今では誰もがトァン君の能力を認めています。今後は現地法人設立にむけて、最新の情報提供やベトナム事情に精通した立場での経営アドバイスに期待を寄せています。