企業様インタビュー
受け入れ企業プロフィール
株式会社よこはま夢俱楽部(介護業・神奈川県横浜市)
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事業内容
グループホーム
目次
助け合いと理解
今回は、よこはま夢倶楽部でユニットリーダーをされている平澤隆さんにインタビューを行いました。
カンさんはとてもよく働いてくれています。自発的に介護に関する本を読んで勉強していますし、研修受講希望者を募ったところ、自分から立候補もしていました。研修の後には、レポートも日本語で提出するなど、日本人スタッフに引けを取らないほど積極的に学習もしています。
施設内のスタッフの中にも外国人材と一緒に働くのは初めてという方もいましたが、助け合い、お互いを理解し合って働くことで問題なく仕事ができています。
次のステップへ
今後は、カンさんの仕事の幅を広げていきたいと思っています。例えば、備品発注など事務作業系のことも任せられるかなと考えています。日本語も上達すれば、より責任のある業務にも挑戦できるようになります。
介護業界で働いていると、様々な経験をします。私自身も、初め不信感を持たれていたご利用者様と、徐々に関係構築ができてクリスマスにはプレゼントまでご用意いただけて感激しました。徐々に認知症が進行して間柄が分からなくなり、最後はご退居されてお別れしました。とても印象に残っていて、時折お元気か思いを馳せたりします。
そのような出会いと別れもカンさんはこれから経験していくので、研修で学んだことも活かして長く働いてくれたらいいなと思っています。
ここで働く理由
施設として、特定技能人材の子たちに対して、ここで働く理由を作っていきたいと感じています。特定技能は制度上、転職が認められているのでどうしても転職する子も出てしまいます。そのため、特定技能の子たちがここでずっと働きたいと思えるような職場環境づくりを目指しています。
また、受入れ施設だけでなく、特定技能人材がやむを得ず退職せず長く活躍できるような仕組みを政府にも検討してほしいと思っています。
また、人によって日本語力などもバラつきがあり、それぞれのレベルに合わせたサポートのあり方を模索中です。介護福祉士の資格取得を目指す子もいる中で、母国語でない彼らに試験の対策はどうすべきかなど、支援機関と一緒に考えていけたらと感じています。
座学や研修だけではなく、職員同士の親睦が大切です。職場では見せない彼らのお人柄を知り、年代の近い日本人との会話を通じて上達する部分もあるのかなと思っています。