CASE STUDY 事例紹介

ずっと日本で暮らしたい
  • エンジニア

株式会社大伸精研所 様

ずっと日本で暮らしたい

ずっと日本で暮らしたい

今回は、大阪府の株式会社大伸精研所(製造業)で働くベトナム人エンジニアTRUONG QUANG HAUさんに、日本に来たきっかけやエンジニアとしての就労についてインタビューをしました。
また、株式会社大伸精研所の担当者にも、外国人と働くうえで大切にしていることや、採用の際に注意したところなどを伺いました。

海外人材インタビュー

ずっと日本で暮らしたい

海外人材プロフィール

  • TRUONG QUANG HAU

    TRUONG QUANG HAU

    国籍:ベトナム

目次

Table of Contents

つらいことはありません

GAクラスを2022年に卒業し、初めての就職で日本にやってきたHAUさん。家族を養うためはもちろん、日本で技術や文化を学びたいと思っていました。GAクラスでは日本語や日本のマナーについて勉強しました。日本の生活につらいことは無いと元気に答えてくれたポジティブなHAUさんにインタビューをしました。

※GAクラス  

日本での就労を希望するベトナムの大学生を選抜し、半年~1年間の日本語教育と日本就労サポートを行っています。

日本語ができなくても

私は日本語が苦手な方で、入国当初はほとんど喋れませんでした。やはり日本語ができないと仕事でも私生活でも大変ですが、積極的に「教えて」と会社の人に言うと優しく教えてくれたのでとても助かりました。あまり深く考えない方だということはありますが、会社の人がとにかく優しく仲がいいので、楽しく働いています。

ずっと日本で暮らしたい

今の仕事内容にも慣れてきたので、会社で新しい仕事にも取り組みたいと思っています。また、私生活では最近結婚したのでベトナムから奥さんを呼び、二人で日本で暮らしたいと思っています。

企業様インタビュー

ずっと日本で暮らしたい

受け入れ企業プロフィール

株式会社大伸精研所

  • 事業内容

    銅板加工の機械用部品の製作

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日本人と同じ

外国人雇用をすることに懸念はありませんでした。長く弊社で働いてほしいという思いからエンジニアでの採用を考えていました。HAUさんと同時にもう一名GAクラスの学生を採用し、彼らが来日するときに、「彼らは母国を離れ覚悟を持って働きに来るのだから決して見下さないこと」と従業員に話していました。しかし、そんな心配も必要ないほどに皆楽しそうに受け入れています。彼らのことをベトナム人だと変に考えず、お互い尊敬しあっているので良い関係が築けているのだと思います。

自社に合う人材の採用

GAクラスの人材から5名ほど面接をしました。どの子もベトナムの大学でしっかり勉強をしていたのですが、あえてそこまでレベルの高い学習内容ではない子を選びました。特に、HAUはその中でも一番日本語が話せませんでした(笑)

弊社では難しい技術を必要とするわけではなく、素直に学習する気持ちがあるという要素の方が大切だからです。そういった意味で、HAUは面接中もずっとニコニコしていて人柄の良さから採用を決めました。

 

会社の中心にはいつも2人が

二人が入社してから、会社の雰囲気はとてもよくなりました。日本人は一番若くても30代の社員がいなかったので、20代の二人はとても可愛がられていますし、いつも社員の中心には二人がいます。通訳担当の方には、二人に日本語試験を受けるように指導もしていただいていましたが、それよりもコミュニケーションが取れれば問題ないと考えていますので今は試験勉強よりも会社のメンバーとの交流を大事にしてもらっています。

まとめ

インタビューをする中でも終始ニコニコとしていたHAUさん。入国当時は日本語もうまく話せなかったようですが、それを挫折と捉えずポジティブに周囲と関わり愛されていることが伺えました。

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