保健省はデング熱に関する緊急会議を開催
毎年、9月~11月にデング熱が流行する。しかし、今年に入って現在までの8ヶ月間に感染した患者数は、既に2016年1年間の患者数とほぼ同数である。デング熱の感染者数が異常に増加している為、8月17日にハノイの保健省と保健局は緊急会議を行った。
ハノイ市は保健省のトップに教育と宣伝活動を強化するよう求めた。蚊取り線香の使用、虫除けスプレーの使用、睡眠時の蚊帳の利用、家の掃除、水の溜まる容器の廃棄等により、蚊を防ぐ事が出来ると国民全体が理解するようにするのが目的。ハノイ市は市内の感染の温床であるエリアに重点を置き、薬剤を散布し蚊の駆除を行う。ハノイ保険予防センターの代表グェン・ニャット・カン氏によると、デング熱の原因はデングウイルスによるもの。デング熱は空気感染や患者との接触では感染しない。この病気はネッタイシマカやヒトスジシマカ(どちらもヤブカ属)などの蚊が、ウイルスに感染している患者を刺し、その後、感染していない人を刺すことにより、人から人へ移る。感染していない人と感染者の間の接触は、伝染の起因とはならない。
(引用元:news.zing.vn、2017年8月17日)