労働傷病兵社会福祉省、残業時間の上限を年間600時間に引き上げるよう提案
労働傷病兵社会福祉省は現在、2012年労働法改正案に対する意見を募集しているが、その中で同省は残業時間の上限延長を提案している。現行の労働法第106条によると、残業時間の上限が月に30時間、年に200時間(特別な事情があれば年に300時間)と定められているが、近隣諸国に比べてベトナムの残業時間が比較的少ないという。具体的には、ベトナムの1年あたりの残業時間は最大200時間だが、タイが1,872時間、マレーシアが1,248時間、シンガポールが864時間、インドネシアが728時間、ラオスが540時間となっている。
これに対して、5日にハノイ市で開かれた「ベトナムビジネスフォーラム(VBF)2016」で、多くの商工団体から緩和の要望が出されたという。これにより、2012年労働法改正案の中で、労働傷病兵社会福祉省はベトナム労働市場の競争力を高めるために、残業時間の上限を現行の年間200時間から600時間に引き上げるよう提案している。政府は2017年3月に国会常務委員会に労働法改正案を提出するが、同年4月に国会に提出する予定である。
(soha.vn/vietstock.vn、2016年12月10日)