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『ベトナム:バクリエウ省はベトナムのクリーンエネルギーセンターを目指す』

ベトナム南部のバクリエウ省では複数の風力発電プロジェクトが実施されクリーンエネルギーの全国的な中心地となることを目指している。

バクリエウ省では現在メコンデルタ地方で一番多くの風力発電が稼働している。池や湖で埋め尽くされた広大な土地の多くは、わずか1年で近代的な風力発電所になった。2021年の最後の数か月で7つの風力発電所が商業運転を開始した。

ベトナム南部には現在8つの風力発電所があり、その内6つが沖合に2つが陸上にある。総容量は496.2メガワット(MW)で、毎時約14億キロワット(kW)の電力を生産することができる。

クリーンエネルギーは、経済発展を促進し、生産と人材の再構築に貢献し、近代化と工業化の推進力を生み出すため、バクリエウ省の重要なセクターになっている。風力および太陽光発電といった再生可能エネルギーは最優先事項であり、地域の社会経済開発の5つの主要な柱の1つと見なされている。

バクリエウ省は56キロメートルの海岸線、広大な干潟、風の強い天候、年間日照時間2,200から2,700時間で、クリーンエネルギー開発の可能性を秘めている。また同地域は台風、洪水、地震などの自然災害の影響を受けにくい。稼働中の8つの風力発電所に加え、合わせて総容量192MWの2つの風力発電所が建設中である。

参照:Tuoi Tre News、01/02/2022