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『シンガポール:1月1日より職場への出勤にはワクチン接種完了が必要』

2022年1月1日より、職場へ出勤する全ての者はワクチン接種完了または新型コロナウイルス感染症から回復して270日以内である必要がある。
このワクチン接種差別化措置により、ワクチン未接種者が職場へ復帰する場合には新型コロナウイルス感染症の検査にて陰性である必要があり、その検査費用は自費となり、陰性証明の有効期限は24時間となる。

10月23日、ガン・キム・ヨン貿易産業相はシンガポールの労働力の96%は既にワクチン接種完了済みであり、未接種の労働者は113,000人で、その10%以上が高齢者であると述べた。

同氏はシンガポールの新型コロナウイルス感染症の状況を安定させるために、米ファイザー(Pfizer)と独バイオンテック(BioNTech)が共同開発したコミナティ(Comirnaty)およびモデルナ(Moderna)ワクチンに加え、中国のシノバック(Sinovac)ワクチンも国の予防接種プログラムに追加したと概説した。
これは現在のmRNAワクチンを接種できない人々へ対応するためである。シノバックワクチンを3回接種する事により、接種者はワクチン接種完了とみなされる。
しかしシノバックは既にmRNAワクチンを2回接種した者へのブースターショットとしては使用されない。

シンガポールはまた、ワクチン接種完了済みの35歳未満かつ妊娠26週間未満の新型コロナウイルス感染症に感染した妊婦が自宅で回復できるよう医療手順を変更した。
シンガポールの新型コロナウイルス感染症省庁間タスクフォースによると、医学的に新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種できない人はショッピングモールなどの入館にワクチン接種が求められる施設へ入る為の特別な措置が与えられる。

参照:TNP、23/10/2021