ベトナム:富裕層の海外投資、外国籍購入の為
ベトナムでは近年、人生を変えることを夢見て、
富裕層が数千億ドンを支払って外国籍を購入するというケースが増えている。
全米不動産業協会 (National Association of Realtors=NAR) の報告「米国の住宅不動産分野における国際活動の概要2017年版」によると、
ベトナム人は2016年4月~2017年3月の1年間に30億6000万USD (約3240億円) を投じて米国の不動産を購入した。
不動産購入による永住権の取得は投資金額が少なく所要時間も4~6か月と短い為、人気を集めている。
しかし、米国、オーストラリア、カナダの投資プログラムに基づく移民政策は年々厳しくなり、
多くの投資家は、特にヨーロッパなどのより緩やかな基準を持つ国々に目を向けている。
永住を可能にする外国投資誘致プログラムを展開している主な国はキプロス、モンテネグロ、トルコである。
K.P移住コンサルティング会社よると、トルコの不動産購入を通じて永住権を取得する費用は25万USD (約2650万円) で、
ベトナム市場で出回っているサービスの中で最も安価だという。
参照:vietnamfinance.vn、27/08/2020