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アフリカ豚コレラは国内7省・市で蔓延

アフリカ豚コレラ「ASF」の流行の拡大を受けて、グエン・スアン・フック首相は3月4日午前、
オンライン会議を主催し、農業開発省や自治体に対してASFの流行拡大の防止策を促した。

これまでベトナムの7省・市でASFの感染が確認されている。
感染し、殺処分された豚の総数は4,231頭で、297トンに相当する。
これらの数は数十億ドンに相当する。ASFの感染が確認されたのは、
フンイエン省(紅河デルタ地方)、タイビン省(同)、ハイフォン市(同)、タインホア省(北中部地方)、ハノイ市、ハナム省(紅河デルタ地方)、ハイズオン省(同)である。

疫学の専門家たちは、ASFウイルスの持続的なメカニズムによって、ASFの流行は拡大していくであろうという懸念を表明した。
そのうえ、ASFの流行により豚を殺処分される養豚農家への補助金は安く(最大3万8000ドン/キロ)、その支給に時間を要するため、
一部の養豚農家は感染した豚を殺処分せず売りさばく可能性があるという。

これこそが、ASFが広まっている理由である。現在、営利目的で売るために豚を南部地方に輸送することが、ASFの流行の抑制を困難にさせている。
「有効な対策がないまま、今の状態が続くと、南部地方にも感染が拡大するリスクは高い」とドンナイ省畜産協会会長であるグエン・チ・コン氏は強調した。

参照:LĐO、 04/03/2019