ベトナム国内初のヒト組織バンクが開設
10月16日に、ベトドク友好病院は、頭蓋骨、腱、心臓弁、血管、精子などの重要なヒト組織の保存・管理を目的として国内初の組織バンクを開設した。
ベトドク友好病院のチャン・ビン・ガン院長によると、世界中で治療の需要が非常に高い為、ヒト組織の保存・管理が重要であるという。
ベトナムでは、現在までに約1万4000の頭蓋骨組織がラボで保存されている。全国で行われる骨移植および腱移植の件数は、年間1000件近くに上っている。ベトドク友好病院の下肢手術科では、2011年以降の8年間に120人の患者の骨移植を、また263人の肋骨組織を使用した膝靭帯再建のための腹腔鏡下手術を行った。
その為、組織バンクの開設は緊急かつ不可欠であり、治療の質の向上に繋がる。
ベトドク友好病院の組織バンクはベトナム国内初であり唯一の組織バンクである。
この組織バンクは今までに約1000の頭蓋骨や数百の精子・陰嚢等を保存している。
参照:dantri, 16/10/2018