戸籍簿と身分証明書を撤廃し、「マイナンバー」導入へ
政府はこのほど、行政手続きの簡素化に関する決議を公布した。戸籍簿を撤廃し、個人を「個人識別番号(マイナンバー)」で管理する。個人識別番号は国民一人につき1番号が発行され重複しない。
国民データベースにて氏名、生年月日、性別、出身地、民族、国籍、配偶者の有無、本籍地、居住地、個人所得税番号、個人識別番号等の国民の情報が保存される。
国民データ兼住居管理登録警察局の副局長のチャン・ホン・フ氏は、個人識別番号導入後は、国家機関で行政手続きを実施する際、国民は氏名、個人識別番号、住所のみを提供し、行政機関は個人識別番号に基づき関連情報を取得する事ができると発表した。国民データシステムは2020年初頭に完成し、導入される予定。
戸籍簿と身分証明書の撤廃が支障をきたす可能性は否めない。しかし国民データシステムにより国民一人一人の情報照合が容易となる。医療、教育等の国家サービスや、結婚登録、相続等の申請も簡素化することになる。
(引用元:nld.com.vn、2017年11月06日)