グエン・タン・ズン首相は、計画投資省とカマウ省人民委員会のホンコアイ（Hon Khoai）港建設計画案の投資方針を承認した。

計画案によると、工事期間は2016年～2020年。ホンコアイ港はカマウ省の海岸から17km（ナムカン経済区から42km）離れたところに建設され、完成すると最高積載量25万DWTまでの超大型コンテナ船が接岸することができる。

同案件の総投資額は25億ドル（約3,075億円）となり、そのうち85%は米輸出入銀行（US–EXIMBANK）から借り入れるが、残りの15%は建設会社の出資となる。

一方、タイも同国の南部で「アジアのパナマ運河」と呼ばれるクラ地峡（Kra Isthmus）運河を建設する案件の準備を進めており、インド洋とシャム湾を結ぶ湾が完成すれば貨物船はインド洋とシャム湾を渡ることができ太平洋に入れるようになり、既存のマラッカ海峡よりも約1200キロメートル短縮されると見込まれている。

建設承認された、ベトナムのホンコアイ港は上記タイのクラ地峡と同航路の近くに位置することとなる。

（VnEconomy、2015年7月18日）