グエン・スアン・フック首相と安倍晋三首相は4日夕方、電話会談を行った。

両首相は、両国での新型コロナウイルス感染症への取り組みについて意見交換を行い、
感染症対策のために緊密に協力することに同意した。

フック首相は高い意識と強力な政策により、これまでベトナムが新型コロナウイルス感染症の流行を抑えることができ、
経済的および社会的活動を徐々に正常に戻してきたと知らせた。

フック首相は日本がベトナムの新型コロナウイルス感染症対策向けに180万USD(約1億9300万円)の支援を行ったことに感謝した。
一方、ベトナムは日本に医療用マスク14万枚を寄贈することを決定したと伝えた。

安部首相は、ベトナムの感染症対策と実績を高く評価し、
医療用マスク寄贈に関してベトナム政府および国民への感謝を述べた。

両首相はお互いの国民の安全を確保し続けることで一致した。
また、ベトナムへの投資を拡大するよう日本の企業に働きかけ、支援し、あらゆる分野で緊密に協力し続けることに合意した。

このほか、地域・国際問題において協力していくこと、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の早期署名や、
包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)についてなど、
多国間経済連携の分野においても協力していくことで一致した。

参照：nhandan.com.vn、05/05/2020