ボロン添加鋼とクロム添加鋼の輸入関税率を0%から10%に引き上げへ
財務省の情報筋によると、ボロン鋼とクロム鋼(関税番号:72.24 – 72.29)の輸入関税率はもうすぐ現行の0%から10%に引き上げられるという。中国からベトナム市場に大量に輸入されているクロム合金ビレットに対する一時的な輸入制限措置として行われるという。因みに普通のビレットは9%の輸入関税が課せられるが、0.3~0.4%のクロムが添加されると、合金ビレットとして輸入関税は免除されている。これにより今年8月に中国からのクロム合金ビレットの輸入量は3,000トンであったが、9月には8月の約20倍になる6万2,000トンが輸入された。実際は上記のクロム合金ビレットは普通のビレットと同じように建設用鋼材の製造に使われているので、国内のビレット生産を脅かしているという。(Tuoi Tre Online、2015年10月24日/CafeF Online、10月23日)