ベトナムは、近代的で持続可能な農産物加工システムの開発を目指しており、2030 年までに同国を世界トップ 10 の農産物加工ハブの 1 つにすることを目指している。

この目標は、2030年までの農業機械化と農林水産加工産業の発展に関するベトナムの戦略を承認するLe Van Thanh副首相が署名した政府の決定第858号にて定められている。この戦略の下で、2030 年までにベトナムの機械化率は農作物で 70% 以上、畜産で 60%、水産養殖で 95% となる。さらに、農産加工業における付加価値製品の成長率は、2025 年までに年平均 8%、2030 年までに年平均 10% に達する見込み。2030 年までに、主要な農業加工センターの 70% 以上が中度から高度な技術を採用し、ベトナムの輸出農産物の 60% が加工製品となる。

政府は、国際レベルの財務能力と企業統治を備えた主要な農業法人を設立することに注目している。 農産物加工産業クラスターと集積地、流通網を結ぶ。農業加工部門、農業機械、設備、技術に対する優遇税制は、国会が税法を再検討する際に修正される予定。

技術の進歩は、農業の機械化のために質の高い労働力を訓練することに役立つと共に、農業の生産プロセスに適用されることが期待されている。農業農村開発省は、機械化の適用と農産物加工の開発に有利な条件を作り出すことを任務としている。 バリューチェーンの鍵を握っている企業と、農業の生産と流通における協力を強化する。

参照：Vietnam+、27/07/2022