ASEAN NEWS HEADLINE アジア最新情報

『タイ:バンコク・センセープ運河の修復計画、825億バーツ』

バンコクのセンセープ運河はエクスプレスボートを備えた首都の主要な水上交通機関である。しかしゴミは水路に散らばり、廃水が運河に流れ込んでいる。その問題を解決する為、政府は11年間、825億バーツの修復計画を承認した。

チャオプラヤー川に接し、プラーチーンブリー県とチャチューンサオ県に流れる運河からの廃棄物は、チャチューンサオ県のバンパコン川を汚染している。計画中のサブプロジェクトは、廃水が川に排出される前に廃水処理を管理するように設定されている。

また政府はバンコク都庁(BMA)を含む8つの政府機関に、運河沿いの輸送の安全性を高め、周辺の景観を改善し、汚染を取り除き、天然資源の劣化を防ぎ、水資源を管理するように割り当てた。予算の81%は政府が負担し、残りはバンコク都庁(BMA)と官民パートナーシップ(PPP)からの資金で賄う。毎日電気ボートを利用する800~1000の乗客を収容するため、センセープ運河に沿ってより多くの桟橋が建設予定であり、水処理能力の向上はバンコクの急速な排水と洪水防御エリアの拡大にも役立つ。

参照:The Thaiger、15/12/2021