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ベトナム産ライチ生果実の日本への初輸出の見通し

バクザン省の代表によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、
日本の農林水産省が植物防疫の専門家をベトナムに派遣すること及び輸出用ライチの消毒システムを実地検査することが困難となっている。

しかしバクザン省は依然として日本側の要求・プロセス・基準に従ってライチを生産するように、
省内の関連機関およびライチ生産者に積極的に指示している。   

5月末に初めて日本へライチの生果実を輸出する見込みで、バクザン省はベトナムの植物保護局(農業農村開発省)と協力し、
輸出用ライチの消毒システムの実地検査に関する対策を探っている。

植物保護局の局長であるホアン・チュン氏は「ライチの生果実を日本に輸出するための技術的要件は明確であるため、
バクザン省とハイズオン省は日本側の要件に応じて生産を保証することが可能である。

なお、日本側からの植物防疫の専門家の派遣が困難な状況において、ベトナムの独立鑑定組織に一時的に検査業務を委任するか、
ベトナムの農業農村開発省と協力して遠隔検査を実施するといった案を挙げている。」と述べた。

ベトナム農業セクターの代表は以下のように断言した。
日本は、コロナウイルス感染拡大時に、マンゴーとドラゴンフルーツに対する検疫委任方法を適用した実績がある。
同様の方法をライチにも適用するように要請し、日本側の承認を待っている。

日本とベトナム国内の農業機関の協力によりライチ生果実の日本への輸出に対する最良の対策を見出す見込み。

参照: baotintuc.vn、 07/05/2020