世界銀行、2017年のベトナムのGDP成長率を6.7%に上方修正
世界銀行は今年のベトナムの経済成長率は6.7%に達すると予測している。中期的には、成長率は6.5%と安定しており、インフレ率は低いと見込まれている。
世界銀行によると、2017年のベトナムの成長は、国内需要の伸びとサービス業、製造業、加工業の勢いのある成長によるものである。
報告書によると、ベトナムの財政状況は厳しい状況にあり、財政赤字や利上げにつながっている。
しかし、ベトナムが依然としてインフラに多額の投資を必要としている為、公共投資を削減することは、長期的には持続しない可能性が高い。
世界銀行はまた、ベトナムの銀行部門が不良債権処理において良好な進歩を遂げていると強調した。しかし、一部の銀行の自己資本比率が保証されていないなど、リスクも残っている。
世界銀行のチーフエコノミストSebastian Eckardt氏は、生産性の低さという観点から、ベトナムの構造改革が、優先事項であると述べた。進捗状況を踏まえて、ベトナムはスキルとインフラへの投資を通じた生産性向上を継続しながら、銀行や国営企業におけるビジネス環境の改革を行うことが今後の経済成長につながる。
参照:theleader.vn 11/12/2017