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年初4ヵ月のベトナムと日本の二国間の貿易額は100億ドルに達する

財務省税関総局のデータによると、2017年年初4ヵ月のベトナムと日本の二国間の貿易額は101億2410万ドル(約1兆1238億円)に達し、そのうちベトナムの対日輸出額は前年同期比17%増の50億6200万ドル(約5619億円)で、対日輸入額は15.1%増の50億6210万ドル(約5619億円)であった。
これにより、ベトナムにとって日本は中国、米国、韓国に次ぐ4番目に大きな貿易相手国となっている。年初4ヵ月間の対日輸出額で10品目が1億ドルを超えた。そのうち、縫製品の輸出額は9億3600万ドル(約1039億円)と最も多く、次いで自動車部品及び船舶が6億6000万ドル(約733億円)、機械・設備・工具・部品が5億4300万ドル(約603億円)、水産物が3億6000万ドル(約400億円)であった。
上記の品目の中で水産物輸出額の伸び率は前年同期比で31%と最も高くなった。一方、年初4ヵ月間の対日輸入額で12品目が1億ドルを超えた。そのうち、機械・設備・工具・部品の輸入額は13億9560万ドル(約1549億円)と最も多く、次いで電子製品・パソコン及び部品が9億ドル(約999億円)、鋼材が4億5600万ドル(約506億円)、プラスチック製品が2億4000万ドル(約266億円)であった。税関総局のデータによると、直近5年間で2012年~2014年にはベトナムの対日貿易収支は黒字を維持していたが、2014年~2016年には赤字に転じた。具体的には、2012年には対日貿易収支は14億6200万ドル(約1623億円)の黒字で、2014年と2014年がそれぞれ20億1600万ドル(約2238億円)と17億6700万ドル(約1961億円)の黒字であったが、2015年と2016年はそれぞれ2億1800万ドル(約242億円)と3億9300万ドル(約436億円)の赤字に転じた。しかし、今年年初4ヵ月間の両国間の貿易収支はバランスが取れている。(customs.gov.vn、2017年6月4日)