第3四半期にホーチミン市のオフィスビルの平均入居率は94%に達する
英系総合不動産サービスプロバイダーのサヴィルズ(Savills)・ベトナム社は13日、2015年第3四半期におけるハノイ市及びホーチミン市の不動産市場に関するレポートを発表した。 それによると、第3四半期のホーチミン市におけるオフィスビルの平均入居率は94%に達し、そのうちAクラスビルは96%で、BクラスとCクラスがそれぞれ94%と92%であった。同期間の平均賃貸料は月額56万3,000ドン(約3,093円)/㎡で前期から3%の上昇となった。ホーチミン市では第3四半期にAとBクラスのオフィスビルの新規の供給がなかったため入居率が上昇したという。また、第3四半期末時点で同市の賃貸オフィスの総延べ床面積は前期比4%増の150万㎡に達し、同レポートでサヴィルズ社は2016年末までに160万㎡に増えると予想している。ホーチミン市におけるオフィス需要は情報・電子産業から金融、ロジスティクス産業までほとんどの産業で強いという。 (Vietnam+、2015年11月14日)