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『フィリピン:フィリピンの成長見通しを引き上げ』

格付け大手ムーディーズ・アナリティックス(Moody’s Analytics)によると、フィリピン経済は、外部の逆風と国内の課題により2023年に減速する前に、7%以上の成長を記録する可能性があるという。

ムーディーズ・アナリティックスは、2022年のフィリピンの国内総生産(GDP)成長見通しを当初の目標6.7%から7.4%に引き上げた。

経済は 1 月から 9 月にかけて 7.7% 拡大し、内閣レベルの開発予算調整委員会 (DBCC) が設定した 6.5% ~7.5% の目標をわずかに上回った。

同社によると、米国の景気後退のリスクと中国の回復に対する信頼の欠如の中で、2023年は6.4%に減速する可能性が高いという。

インフレ率は、10 月の 7.7% から 11 月には 14 年ぶりの高値である 8% に急上昇した後、平均 5.6% となった。 2022年は平均 5.8% と予想されており、フィリピン中央銀行(BSP)が設定した 2 ~ 4% の目標を大きく上回っていた。

エネルギー価格の下落と BSP による積極的な利上げの影響により、インフレ率は2023 年初頭にピークに達し、その後減速する見込み。

ムーディーズ・アナリティックスは、中央銀行が米国連邦準備制度理事会(FRB)の先導に従いインフレを抑制し、外国為替レートを保護する可能性が高いため、金利は引き続き高いと予想している。

参照:The Philippine Star、31/12/2022