『ベトナム:ベトナム初の海外直接投資報告書を発表』
5月12日にハノイ市で行われた式典にて、ベトナム初の年次海外直接投資報告書が発表された。
ベトナム外資系企業協会(VAFIE)は、海外直接投資(FDI)の誘致の結果や外国投資企業の事業活動の包括的な評価を提供し、国の投資環境を分析するために、2021年版の年次FDI報告書を発表した。
同報告書はベトナムへの海外直接投資(FDI)と、FDI誘致の効率を高め、社会経済開発に役立つために取り組む必要のある問題についての洞察を与えることが期待されている。また同報告書では過去3年間の国内および世界のFDI傾向を分析している。
VAFIEのグエン・マイ会長は昨年のFDI流入は312億USDで、前年比9.2%増加したことを強調した。ベトナムは3番目に大きなFDI受け入れ国であり、年間成長を維持しているASEAN諸国の1つである。外資系企業は国内の主要な経済的原動力となり、現在、総投資資本の25%、総産業生産額の55%を占めている。昨年の新規登録資本プロジェクト数は、2020年の約1,100件、2019年の約1,400件から985件に減少したが、調整後資本は大幅に増加しており、2019年の15.3%、2020年の22.5%から2021年には28.9%に増加した。
参照:Vietnam Investment Review、11/05/2022;Vietnam+、12/05/2022