『カンボジア:アジア9か国中、最も低い運用コストでトップ』
アジアでビジネスを行うための平均的なコストの中で、カンボジアはトップにランクされた。シンガポールに本拠を置きアジア太平洋地域のビジネス・トランスフォーメーション・コンサルティングを行うTMXが発表した「サプライチェーンの大移動‐アジアにおけるビジネスコストの内訳」によると、カンボジアはアジア9か国中、最も低い運用コストだった。
同レポートはアジアでビジネスを行うための平均的なコストと潜在的な製造場所である9か国の競争力を評価したもの。調査対象となった9か国は以下の通り:カンボジア、インド、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム
同レポートによると、各国とも総コストの55%に相当する人件費については、上位3か国であるカンボジア、ミャンマー、フィリピンは月額平均108,196USDだった。
9か国それぞれの総コストの中で2番目に大きな割合を占める倉庫の賃貸料については、カンボジアはタイ、ミャンマーに次ぐ3位だった。
シンガポールを除く8か国は、製造業のバリューチェーンにおいて以下の3つの分類の少なくとも1つに分類された:「基本的な組み立てライン」、「発展途上のサプライチェーン」、「初期の自動化」
カンボジアとミャンマーは「基本的な組み立てライン」に分類され、繊維や衣料品などの製造に適している。フィリピン、インドネシア、ベトナムは「基本的な組み立てライン」と「発展途上のサプライチェーン」の中間に分類され、電子機器など高度化や高度な技術を必要としない分野の製造に適している。
参照:Khmer Times、17/01/2022