『ベトナム:2021年のスマホ決済利用率、世界3位』
ドイツの調査会社スタティスタ(Statista)が発表した2021年のスマートフォン(スマホ)決済利用率の国別ランキングで、ベトナムが世界3位となった。トップ3はアジアの3か国が占めた。
国別のスマホ決済利用率のトップ3は以下の通り。
1位:中国 (39.5%)
2位:韓国 (29.9%)
3位:ベトナム (29.1%)
ベトナムでは、この数年の急速な技術進化により、金融機関が複数の利用者へインターネットバンキングやモバイルマネーなどのサービスを提供できるようになった。キャッシュレス決済の成長はベトナム人消費者の電子マネー、非接触型決済、QRコード決済等の使用傾向に起因している。新型コロナウイルスの発生以来、ベトナム人消費者の買い物と支払いの習慣は安全性と利便性を重視し著しく変化した。
ベトナムはスマホ決済利用率が高いものの、利用者の平均決済額はまだ低い。ベトナムの1人あたりの年間決済額は74USD(約8100円)で、日常消費の決済のみにとどまる。米国、イギリス、イタリア等の先進国ではスマホ決済利用率はベトナムや中国と比べ低いが、平均決済額ははるかに高かった。米国の平均決済額は約8000USD(約90万円)で、イギリスは約7000USD(約80万円)だった。
参照:doanhnhansaigon.vn、16/8/2021