ラオス:15か国による世界最大の貿易協定に署名
ラオスは14か国と東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を締結した。
RCEPは世界最大の自由貿易協定で、全世界の経済活動のほぼ3分の1を占めている。RCEPの参加国はアセアン加盟10か国とオーストラリア、中国、日本、ニュージーランド、韓国の計15か国。最後の5か国は技術的に進んでいるが、高い人件費と生産コストに直面している。同協定により、オーストラリア、日本、ニュージーランド、シンガポールの製造企業が、ラオス、カンボジア、ミャンマーなどの人件費が安く熟練者の少ない国へ高い関心を示し、投資が増加する見込み。
また、RCEPは加盟国間での貿易関税を引き下げ、世界経済の30%を占め、22億人の消費者に到達する見込み。ベトナム産業貿易省の多国間貿易政策部門の責任者であるルオン・ホアン・タイ氏(Luong Hoang Thai)によると 、RCEPは工業製品と農産物の関税を引き下げるか撤廃し、データ送信の規則を定めることに役立つという。
RCEPは、今後2年間で十分な数の加盟国が国内で同協定を批准したのちに発効する。
参照:The Laotian Times、 16/11/2020