ベトナム:2020年第3四半期輸出額、ベトナムの増加率世界一
10月21日付けの香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト (South China Morning Post) は、新型コロナウイルス感染症が世界貿易に及ぼした影響に関する調査を引用し、東アジアの経済は西欧より回復が速いと伝えた。
同調査は国連貿易開発会議(UNCTAD)により行われ、ベトナム、中国、台湾の3か国・地域のみ大幅に回復し成長したことを示している。いずれも新型コロナウイルス感染症の流行を早期に抑制していることが共通点だ。ベトナムの2020年7~9月の輸出額は前年同期比+10.9%増加し、最大の増加率だった。中国の輸出額は前年同期比+8.8%で、台湾の輸出額は前年同期比+6.4%だった。一方、新型コロナウイルス感染症の影響でその他の国・地域の輸出額は減少した。日本、米国、欧州連合(EU)は9.7~11.6%の減少だった。
UNCTADの経済専門家は「2020年第2四半期は国際貿易の減少を免れることができた国・地域がなかった。7月の時点で、東アジアを除くほとんどの地域で貿易額が減少している」と述べた。
参照:tuoitre.vn、21/10/2020