ビッグマック指数、ベトナム・ドンは50%弱過小評価
ビッグマック指数は、英国の経済専門誌「エコノミスト(The Economist)によって1986年に考案され、
通貨の価値を評価する指標として使用されている。
同指数は、全世界のマクドナルドにおいてほぼ同一品質で販売されている
ビッグマック1個の価格を比較することで得られる各国の経済力を測るための指数である。
現時点のビッグマック1個の価格は、ベトナムが6万6000VND、米国が5.67USDとなっている。
このビッグマック指数から算出した適正レートは1USD=1万1640.21VNDだが、実際のレートは1USD=2万3176VNDである。
ビッグマック指数の根拠となる購買力平価(PPP)の考えに基づくと、VNDはUSDに対して49.8%過小評価されていることを意味する。
なお現時点の「ビッグマック指数」によると、ポンドが22%、人民元が45%、ユーロが19%、過小評価されている。
一方、過大評価されているのはスイスフラン(18.4%)及びノルウェークローネ(5.3%)である。
参照:CAFEEF、21/01/2020