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ベトナムの労働者の収入はアジア太平洋地域平均の7分の1以下

ベトナムの労働生産性はわずか55.63ポイントで、アジア太平洋地域の平均66.9ポイントを下回っている。
特にベトナムの技術に対する商業的準備状況は43.3ポイントで、アジア太平洋地域の69ポイントを大きく下回る。

またベトナム人労働者の2019年平均収入は約242USD/月であり、
アジア太平洋地域の7分の1(1,802USD/月)以下であり、世界平均の8分の1( 1,931USD/月)に相当した。

これは、総合人材サービスのマンパワーグループ(Manpower Group)が発表した
「2019年総労働力指数(Total Workforce Index 2019=TWI 2019)」の結果によるもの。

2019年の総労働力人口は前年比+0.8%増の5750万人、
その内41%がフルタイムの労働者、32%が1976~1995年の間に生まれたY世代である。

ただし、英語が堪能な労働者の割合はわずか5%、熟練労働者の割合11.6%に過ぎない。

人材調達および人材の維持に関して、
ベトナムは調査対象国76か国中57位で、前年の43位からランクを落とした。

TWIは世界76か国を対象とし、約100の指標に基づき調査を行っている。
TWIによると、シンガポール、香港、ニュージーランドは、
アジア太平洋地域のみならず世界における有望な成長市場である。
香港は労働生産性が世界トップ、シンガポールは労働条件の良さが世界トップであると見なされている。

参照:Petro Times、 22/12/2019