ホーチミン、住宅価格が5年間+50%上昇
2014~2018年の5年間にホーチミン市の住宅価格が年平均+10%ずつ上昇、成約率が過去最高の87%であった。
英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)がこのほど発表したレポートによると、
この5年間に取引数は年平均+44%増加しており、2018年には過去最高の4万9000件を記録した。
2018年末時点の1㎡当たりの平均価格は1600ドルに達している。
住宅のクラス別では、Aクラス(高所得者向け)の価格上昇率が、Bクラス(中所得者向け)とCクラス(低所得者向け)よりも高かった。
同期間の住宅市場の成約率は87%で、なかでもCクラスの成約数が多く、全体の60%を占めた。
住宅購入の目的は、Cクラスの大半が居住用であるのに対し、Bクラスは賃貸用、Aクラスは投資目的が多かった。
サヴィルズ・ベトナムは2020年までのホーチミン市で供給される住宅の大半はCクラスに分類されると予測している。
しかし、VnExpress新聞の調査結果によると、2019年からホーチミン市内のCクラスの住宅供給が減少傾向にある。
2018年から2020年にかけての新規住宅プロジェクトの許可を制限する方針や、進行中のプロジェクトの見直しおよび法規面の調査強化が主な原因であると考えられている。
そのため、局所的に新築及び中古のCクラス住宅の価格が上昇し、近隣のビンズオン省、ドンナイ省、メコンデルタ地方ロンアン省でCクラス住宅案件が増加している。
参照: ĐÔ THỊ NET、17/06/2019