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中国、ベトナム産水産物33品目の関税を撤廃へ

ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)によると、中国はベトナム産の水産物33 品目に対する輸入関税の撤廃を正式に承認した。
ロブスター、ウシエビ、エビ、鱈、ハマグリ、チャ魚(パンガシウスの一種)、バサ魚(パンガシウスの一種)、マグロ等が含まれている。

VASEPは2019年における中国向け水産物輸出額の目標を15億ドル以上とし、達成を目指している。
中国に水産物を輸出している国内の水産物企業は約150社があり、その内、チャ魚・バサ魚の輸出企業は約45社、エビの輸出企業は約50社となる。

中国はベトナムの重要な水産物輸出市場の一つだが、中国の安全性・品質検査・監視プロセス等に関する規制の変更により、今年初旬から中国への輸出は厳しくなっていた。
関税総局の報告書によると、2019年1-4月期の中国向け水産物輸出額は前年同期比8.6%減の2億6,800万ドルに減少した。
したがって、中国の輸入関税撤廃はベトナムの水産業界にとり朗報であり、中国への水産物の輸出を後押しするものと見込まれる。
それにより、2019年における水産物輸出額100億ドルの目標達成に貢献する。

【参照】Tai Chinh Viet Nam 28/05/2019