『ベトナム:日系企業2社がベトナムのパートナーと共に手頃な価格の住居を提供』
ベトナムのTTキャピタル・コーポレーションと日系企業2社が三者不動産合弁事業をホーチミン市で開始し、毎年1,000戸の手頃な価格の住居を提供予定。
TTキャピタルは2021年にホーチミン市で設立された不動産会社で、日本の不動産会社であるコスモスイニシアとコーテラス・パートナーズと合弁事業を開始した。
3社は今後5年間で約1億5,000万USDを投資する予定で、その後は毎年約1,000戸の手頃な価格のアパートを建設し、1戸あたり20億VND(8万2,300USD)未満で提供する予定。
同合弁事業は、ホーチミン市の北隣、ビンズオン省ジーアン市で初の住宅建築プロジェクトを開発し、それぞれ50~60平方メートルのアパート2,000戸を前述の価格、つまり平方メートルあたり 3,500万VND(1,440 USD)で提供する予定。
同プロジェクトへの出資は先月完了し、2024年半ばに正式に開始される。
2021年から2030年までのホーチミン市の住宅需要の合計は約3,700万平方メートルと推定されているが、市内とその周辺地域における手頃な価格の住宅の供給は依然として限られている。
したがって、合弁事業の目標である1戸あたり8万2,300USD以下のアパート1,000戸が実現すれば、ビンズオン省だけでなくホーチミン市とその近隣地域の手頃な価格の住宅セグメントの供給に大きく貢献することになる。
大和ハウスグループの子会社であるコスモスイニシアは、1969 年に設立され、日本で不動産の販売、賃貸、仲介活動を行っている。
同社には、ベトナムでの多数の不動産プロジェクト開発に参加した子会社がいくつかある。
コーテラスは、2020年に設立された不動産資産管理、日本の顧客向け海外展開コンサルティング等を専門とする企業。
コーテラスの創設者兼最高経営責任者(CEO)の山口真一氏は、ホーチミン市に本拠を置くアンザー不動産投資開発公社の取締役会メンバーであり、コーテラスは9月に同社と1,000万USDを投資する契約を締結した。
参照:tuoi tre news、06/12/2023