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【秘訣その5】特定技能生が運転免許を取るには?
外国人=運転免許を取得できない と思われている方が多いですが、外国人でも免許を取得できます。
採用している外国人の方が免許を持っていると、現場までの運転を任せることができたり、近辺の配送を少しお願いしたりと様々なメリットがあります。
ベトナムで既に運転免許を取得している方は、免許の切り替えで運転することもできますが、今回は日本で運転免許を取得する方法や、実際に免許を取得した特定技能生の事例をご紹介します。
特定技能も運転免許を取得することができる
ベトナム人のA君は特定技能生として日本で働いていた。
ベトナムに住んでいる妻と3歳の息子を日本に呼んで、一緒に暮らしたいと思っていました。
※特定技能1号の家族滞在は原則認められておりませんが、相手方ご本人が自分のビザ(就労ビザ等)を取得する事ができるのであれば、日本で共に就労することが可能です。
特定技能人材が運転免許を取得する方法として、以下の2つがあります。
運転免許の切り替え ※既に母国で運転免許を取得している場合
母国で既に運転免許を取得している場合は、比較的簡単に日本での運転免許も取得することができます。
母国での運転免許が有効であることを確認し、必要書類を揃えて運転に必要な知識、技能の確認ができれば切り替えが可能です。
詳しくはこちらをご確認ください。
外国で取得した運転免許を日本の運転免許に切り替えるには?|警視庁
日本で教習所に通って運転免許を取得する
母国で運転免許を取得していない場合、日本人と同じ手順で運転免許を取得する必要があります。
近くの教習所に通うか、合宿にて免許を取得します。
日本語に不安がある方は、多言語対応している教習所に通うこともできます。
ただし、現在は中国語・英語・ポルトガルでの学科試験対応をしている教習所が多く、ベトナム語などに対応している教習所は少数です。
免許切り替えができない場合は、合宿に参加しよう!
会社は愛知県の田舎の方にある会社の為、自動車がないと不便な環境だった。
しかし、A君はベトナム現地での運転免許は取得しておらず、切り替えでの免許取得はできない。
また、免許センターは会社から遠く仕事終わりに通うことができる距離ではなかった。
その為、2週間有給休暇を取得して隣県の免許合宿に参加することにした。
A君の日本語レベルは中級であったため、免許取得に行く2か月前から、日本語の聞き取りと試験勉強を行った。
教習所でもらうことのできる試験問題を毎晩勉強し、わからない言葉や理解しにくい説明文を会社の先輩や弊社通訳にオンラインで聞きながら勉強した。
結果、無事2週間の合宿で運転免許を取得することができ、安心して家族を日本に呼ぶ準備を整えることができた。
~後記~
先日、パンデミックによる水際対策が緩和され、A君は無事家族を日本に呼び寄せることができた。
改めて、外国人は運転免許を取得できないと思われている企業様もいらっしゃいますが、運転免許を取得することができます。もちろん、手厚い保険加入も必須です。
現在、少数ですがベトナム語の学科試験を用意している都道府県もあります。
いろんな国籍の方が、各所で活躍できる日本になるよう、私たちも活動してまいります。
ご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。