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CASE STUDY 事例紹介

ベトナム人エンジニア採用|ハノイ工科大学卒業生
  • エンジニア

公開日: 最終更新日:

株式会社かねよし 様

ベトナム人エンジニア採用|ハノイ工科大学卒業生

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海外人材インタビュー

ベトナム人エンジニア採用|ハノイ工科大学卒業生

海外人材プロフィール

  • NGUYEN TRUNG THUY

    NGUYEN TRUNG THUY

    2020年1月 株式会社かねよし 入社
    国籍:ベトナム

目次

Table of Contents

一つ一つ丁寧に向き合うこと

私は現在、CADオペレーターとして働いており、主に機械や家具の部品を製作しています。お客様との打ち合わせも自分で行い、一つ一つ丁寧に仕上げることを心掛けています。特に、顧客のニーズをしっかりと理解し、それに応える形で図面を作成することには大きな責任を感じています。最初の1年半は、比較的簡単なものしか作ることができず、毎日が挑戦の連続でした。特に大変だったのは、日本語のコミュニケーションです。お客様のニーズを的確に把握するためには、専門用語や業界特有の表現を理解する必要があり、時には言葉に詰まることもありました。それでも、少しずつ経験を積むことで、自信を持ってお客様とやり取りできるようになりました。今では、レベルも上がり、難しいものも作れるようになりました。自分で作図したものが、実際に完成品となった時はとても嬉しい気持ちになります。

チャンスをつかんでいく力

私は、ハノイ工科大学で機械工学を学んでいました。当時、ベトナムでは4年制大学を卒業しても、月のお給料は約4万円程度でした。同じ大変な仕事をするのであれば、日本に行って優れた技術を学びながら、多くのお給料をもらえた方が良いと考えました。さらに、私は海外へ行きたいという思いも強く何か良い方法がないか考えていました。進路に悩んでいるとき、ちょうどGAクラスでエンジニアとして日本に行けることを知りました。これはまたとないチャンスだと思い、GAクラスに入校しました。この決断は、今となっては本当に重要なものになったと思っています。私は、株式会社かねよしで5年間働かせてもらいました。今年帰国をし、ベトナムで新しいことにチャレンジしていく予定です。昔も今も変わらず、新しいことにチャレンジし、チャンスをつかんでいくことを大切にしたいと思っています。私に、日本で働く機会をくれた社長やGAクラスにはとても感謝しています。

企業様インタビュー

ベトナム人エンジニア採用|ハノイ工科大学卒業生

受け入れ企業プロフィール

株式会社かねよし(製造業・埼玉県)

  • 事業内容

    熱延鋼板(薄・中・厚板) / 冷延鋼板 / 表面処理鋼板 / 酸洗鋼板 / 縞板 / ステンレス鋼板 / アルミ板などの加工、製造、販売

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高いポテンシャルとプロフェッショナルな姿勢

THUYさんは、面接の時から変わらず表裏のない誠実な方です。弊社では、数十名のベトナム人の方を雇用していますが、その中でも彼はリーダー的存在として活躍しています。私はこれまで、実習生や特定技能の方も含め200~300人を面接してきましたが、THUYさんに関してはその中でもトップクラスのポテンシャルを持っていると感じています。彼は、お客様との打ち合わせをもとに図面を作成するCADオペレーターとして働いており、そのスキルは非常に高いです。作図したものを現場に渡す際、時には現場との意見が食い違うこともあります。しかし、そのような時でも彼はお客様のニーズに応えることを第一優先として、丁寧に説得を行っています。彼のその姿勢には、プロフェッショナルとしての強い意志を感じます。正直なところ、ここまで成長できるとは思っていなかったため、良い意味で期待が外れました。THUYさんは帰国予定ですが、彼がもたらした貢献は大きく、帰国後もその経験を活かして新たな挑戦を続けていくことを心から願っています。

人材の多様性がもたらす組織の成長

弊社は、ベトナムの方を雇用する前は20名~30名規模の会社でした。しかし、現在ではその規模が約2倍の60名程度にまで成長しました。初期の頃は、私がすべての社員の監理・監督を行っていましたが、社員数の増加に伴い、部署を新設し組織改編を実施しました。その際、多くの社員が感じていたことは、ベトナムの方々がいなければ、組織がぎくしゃくして上手く機能しなかったのではないかということです。多様なバックグラウンドを持つ人々が集まることで、チーム内のバランスが取れ、相乗効果が生まれていると実感しています。人が増えるにつれて、受注できる仕事も増加し、売上にもつながりました。この成長は、単に人数が増えただけでなく、多様性を受け入れ、活かすことができたからこそ実現したと考えています。

まとめ

ベトナム政府は最低賃金を定期的に引き上げており、2022年と2024年にはそれぞれ約6%の引き上げを実施しました。日本企業が選ばれる企業であり続けるためには、吉田社長のように単に受け入れるだけでなく、相手や相手の国を知りたいと思う積極的な姿勢が必要だと感じました。

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