海外人材インタビュー
海外人材プロフィール
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DINH ANH THANG
ベトナム国家大学 ホーチミン市工科大学 メカトロニクス学科卒業
2023年7月~2024年7月 GAクラス20期生
2024年9月 槌屋ティスコ株式会社 入社
目次
世界を広げる
世界のさまざまな国を旅し、現地の人々と交流しながら異文化を知りたいと語るTHANGさんは、2024年9月にエンジニアとして日本に来ました。就職した槌屋ティスコ株式会社は、TSUCHIYAグループの中核企業として、50年以上にわたり工業用ブラシメーカーとして幅広い業界に貢献し、私たちの生活に欠かせない製品を提供しています。グローバル企業に就職したTHANGさんにお話を伺いました。
自分自身に向き合う
THANGさんはホーチミン出身で、両親はそれぞれ郵便局の職員でした。子供の頃はサッカー、バレーで遊び、ドラゴンボールやワンピースのアニメを見て育ち日本で働いてみたいと子ども心に夢見ていました。その後姉も通う、ベトナム国家大学 ホーチミン市工科大学(HCMUT)メカトロニクス学科に入学しました。HCMUTは工学(技術)系分野においてベトナム南部で最も有名かつ難関とされている大学で、THANGさんは非常に優秀な学生でした。在学中は機械工学、電気電子工学、コンピューター工学を学び、3Dでロボット制御の研究開発と応用が卒論のテーマでした。順風満帆に思えたTHANGさんですが、その後人生を考えるきかっけが訪れます。
卒業後、THANGさんは中国系のタイヤメーカーで設備エンジニアとして2年間勤務しました。この経験を通じて、自分が本当に働きたい環境について深く考えるようになりました。当時の職場はそれぞれの部署が独立し自由な雰囲気でした。日々の業務に追われつつ、自身の成長が見込める場所かどうか掘り下げて考えた結果、子どもの頃からの夢である日本企業で働きたいという思いに再び立ち返りました。そのため、会社を退職し、大学の恩師のFacebookを通じて、日本企業への就職を前提としたGAクラスの存在を知り入学しました。GAクラスで1年間、日本語やビジネスマナーを学び修了式を経て、槌屋ティスコに入社しました。現在は入社から3か月が経過し研修中ですが、前職との大きな違いを実感しています。工場やオフィスは整理整頓されており、業務が明確に分担され、皆が助け合う環境が整っています。また、新人教育の体制や組織がしっかりと構築されている点も魅力です。どちらが優れているかではなく、自分自身の成長を実感できる場所を求めた結果、槌屋ティスコに来れて本当に良かったと感じています。