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CASE STUDY 事例紹介

特定技能2号合格者インタビュー|最短合格の道
  • 工業製品製造業

公開日: 最終更新日:

東宏工業株式会社 様

特定技能2号合格者インタビュー|最短合格の道

特定技能2号合格者インタビュー|最短合格の道

海外人材インタビュー

特定技能2号合格者インタビュー|最短合格の道

海外人材プロフィール

  • LE DINH TRUONGさん

    LE DINH TRUONGさん

    2021年2月 東宏工業株式会社 入社
    国籍:ベトナム

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困難な時期を支えてくれた恩人

実習生時代、私は他の会社で働いていました。実習生を終えた後も、日本で働き続けたいと考えていました。しかし、ちょうどその頃に新型コロナウイルスが蔓延し始めました。当時の会社は不景気になってしまい、私は特定技能の資格に移行することができませんでした。さらに、飛行機の運航も停止されたため、ベトナムに帰ることもできず、仕事もできないまま組合の講習施設で待機状態に置かれてしまいました。どうしようもできず困っていたとき、東宏工業が面接をしてくれ、行き場のなくなっていた私を採用してくれました。前の会社とは仕事内容も違い、ゼロスタートで始めましたが会社の皆さんが本当に優しく教えてくれました。最初は大変なこともありましたが慣れた今ではとても楽しく仕事をしています。私を採用してくれて、仕事をさせてくれた東宏工業の温かい支援に感謝しています。

短期間での私の挑戦

私は、特定技能2号の合格のために4か月間勉強しました。専務が過去問を用意してくれたのですが、それらは非常に難しい日本語で書かれていたため、まずはベトナム語に翻訳することから始めました。ただ単に暗記するのではなく、内容を深く理解することが重要だと考えていました。私は、勉強会などには参加せず、自主的に学習を進めました。普段の業務はプレス加工を担当していますが、試験範囲はプレスに特化しているわけではなく、幅広い知識が必要だったので大変でした。平日は毎日2時間、休日はさらに長い時間を勉強に費やしました。特定技能2号の情報を知ったときには、残りの在留資格も少なくなってきていました。ビジネスキャリア検定の試験は年に1回しかチャンスがないため、なんとしても合格しなければならないという強い意欲を持って勉強に取り組みました。日本に残り続けたいという強い思いが、私を突き動かしてくれました。

企業様インタビュー

特定技能2号合格者インタビュー|最短合格の道

受け入れ企業プロフィール

東宏工業株式会社(製造業・愛知県)

  • 海外人材活用状況

    金型事業部
      自動車部品、ガス機器部品の金属プレス金型の設計・製造 
    プレス事業部
      ガス機器部品、自動車部品の金属プレス・板金・組付け加工
      ナイロンコーティング、塗装
    熱処理事業部
      金型や切削工具などの部品の焼入れ加工

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誇らしく思います

TRUONGさんは、本当に良く頑張ってくれたと思います。彼の勉強する姿を見ていて、一番の成功要因だったのは、単に傾向を見て覚えるのではなく、内容を一つ一つ丁寧に理解していったことだと感じています。多くの人は、試験の傾向などを見て暗記していくことが多いのですが、それでは業務にも応用することが出来ずに、時間が経てば忘れてしまうことになります。しかしTRUONGさんは、その一番大変な翻訳作業を面倒くさがることなく取り組んでいました。内容を確実に理解することを心がけたことが、彼の合格につながったと考えています。

大きな期待

弊社では、実習生の受け入れを始める前から、外国籍の派遣社員や永住者の方々が活躍してきました。その経験から、実習生の受け入れに際しても大きな障壁はなく、彼らの真面目な姿勢に大きな期待を寄せていました。そのため、毎年3人ずつ実習生の受け入れを始め、現在では20名にまで増えています。外国人材の活躍が弊社の成長に大きく貢献してきたのです。TRUONGさんには、これからのベトナム人材の採用や教育を、私たちと一緒に取り組んでいってほしいと考えています。TRUONGさんの経験と実績を活かし、ベトナムからの人材育成に尽力してもらえれば幸いです。さらに、TRUONGさんにはリーダーとしての役割も期待しています。ベトナムからの人材を取りまとめ、会社の未来を牽引していってくれることを願っています。TRUONGさんの活躍によって、弊社のグローバル化がさらに加速することを期待しております。

東宏工業株式会社ホームページはこちら

 

まとめ

専務は、何も手伝っていないと言いますが、実際には誰よりも多くのサポートをしてくれていたと思います。受験料や教材費などは、すべて専務が購入してくれました。さらに、専務も一緒に勉強に取り組んでくれていたのです。なにより、気にかけてくれているということが、彼らにも伝わっているのです。お金以上の価値になるものです。
担当通訳 HO VAN DO

特定技能2号の合格には、本人の努力は勿論ですが、企業の担当者様がどのように向き合うかも重要になってくるのだと今回のインタビューを通じて感じました。同じ方向を向いて、ともに歩んでいく。それが、多様性の社会が進む中で一番必要なことかもしれません。

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