海外人材インタビュー

海外人材プロフィール
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VO DANG LOIさん
特定技能2号
国籍:ベトナム人
目次
学びと感謝。自分が恩返し出来ること
私はクマガイ特殊鋼で働いて8年になります。技能実習生として日本に来る前は、ベトナムで機械加工やプレスの仕事をしており、鉄板の取り扱いに従事していました。技能実習生になることを希望したとき、クマガイ特殊鋼でも同様に鉄を多く扱っていることから、自分の技術や経験に合うと思い、面接を受けました。実際に入社してからは、日本人の仕事への熱心さを目の当たりにし、毎日多くのことを学ばせていただいています。入社当初は、まだ理解できない日本語が多く、会社の方々に迷惑をかけることもありましたが、皆さんが優しく教えてくださいました。私は、その優しさや皆さんの期待に応えるために、日本人の考え方や文化に合わせて一生懸命仕事と向き合いたいと思います。
不屈の努力
特定技能2号になるためには、評価試験とビジネスキャリア検定の2つの資格に合格する必要があります。評価試験には一部実務と重複する内容がありましたが、ビジネスキャリア検定はこれまで経験したことのない内容で、大変な挑戦でした。両方の試験に共通して言えることですが、試験にはフリガナがなく、漢字が非常に難しいです。毎日フリガナを振り、意味を調べる作業を繰り返しました。6か月間の勉強は非常に厳しかったですが、日本に残りたいという強い思いから、努力を続けることができました。また、ビジネスキャリア検定の勉強では、Facebookのグループに参加し、分からないところを教えてもらったり、逆に自分が教えたりして、同郷の人たちとオンラインで協力しながら学習しました。さらに、アプリをダウンロードし、移動中や仕事の後などの隙間時間を利用して、何度も過去問を解くように心がけました。
信頼と成長
仕事は納期が決まっているため、スピーディーに進めることが求められます。しかし、早く作業を終えたからといって、不良を出してはいけません。これは私が仕事をする上で最も気を付けていることです。正確さと効率性のバランスを取ることが重要であり、特に忙しい時期にはこの意識が一層高まります。納期を守るためには、計画的に行動し、優先順位をつけることが不可欠です。また、働くということにおいて、私が一番やりがいを感じる瞬間は、会社の皆さんに信頼され、頼ってもらえる時です。特に、私はベトナム人の後輩たちがいるため、その仲介役としての役割を任されることが多くなりました。その役割を担えていることが嬉しく感じます。これからも、ベトナム人と日本人がより密にコミュニケーションを取り会社の生産性を上げる手伝いが出来ればと思います。