CASE STUDY 事例紹介

特定技能受け入れ事例紹介|製造業で働くインドネシア人材
  • 工業製品製造業

日興金属株式会社 様

特定技能受け入れ事例紹介|製造業で働くインドネシア人材

特定技能受け入れ事例紹介|製造業で働くインドネシア人材

今回は、兵庫県の製造業で働くインドネシア人特定技能者HERI SUROTOさんとETWIN KURNIA SAPUTROさんにインタビューしました。もともと、インドネシアでも日系企業で働いていた二人。さらなる高みを目指して来日しました。

海外人材インタビュー

特定技能受け入れ事例紹介|製造業で働くインドネシア人材

海外人材プロフィール

  • 右:ETWIN KURNIA SAPUTROさん 左:HERI SUROTOさん

    右:ETWIN KURNIA SAPUTROさん 左:HERI SUROTOさん

    国籍:インドネシア

目次

Table of Contents

日系企業での経験と日本行きの決意

私たちは高校を卒業後、インドネシアにある日系企業で働いていました。同じ会社ではありませんが、二人とも自動車部品やバイクの部品を製作していました。インドネシアでは、日系企業に入ることが多くの若者の目標となっています。その理由は主に二つあります。一つ目は、地元企業のほとんどが短期の契約社員としてしか雇ってくれず、契約期間が切れると職を失ってしまうことです。二つ目は、安全で進んだ技術を学べる機会があることです。私たちも日系企業での経験を通じて、日本の先進技術を学びたいという思いが強まり、日本行きを決意しました。

日本での目標

私は、インドネシアに家族を残して来日しました。奥さんと子供が1人。そしてもう少しで2人目が生まれます。私自身も、日本での生活や仕事が大変ですが、本国の奥さんはひとりで子供を育ててくれていてもっと大変な思いをしています。いつかは、日本の良い環境で家族みんなが暮らせるようにしたいと思っています。そのためにも、私が仕事と勉強を頑張って特定技能2号を目指したいです。

試行錯誤の毎日

私は、幼い頃から機械いじりが好きでした。インドネシアでは日本の古いバイクや車が使用されています。日本の製品の造りはとても素晴らしく、魅了されていきました。そんな日本の製品を今では自分が作っています。私は曲げの部門を担当していますが、どのくらいの角度で曲げるかや曲げ割れが発生しないようにはどうするか等、頭を沢山使って試行錯誤を毎日しています。世界に誇る日本の製品に責任を持って仕事を行うことが私のやりがいです。

企業様インタビュー

特定技能受け入れ事例紹介|製造業で働くインドネシア人材

受け入れ企業プロフィール

日興金属株式会社(製造業・兵庫県)

  • 事業内容

    一般鋼材販売、製造
    ステンレス材料販売、製造
    特殊鋼販売、製造

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良い意味で期待を裏切られた

二人が入社前は不安もありました。何が不安なのか分からないというような漠然とした不安です。きっと多くの企業が外国人受け入れの時に直面するものだと思います。しかし、入社後すぐに会社に馴染んでくれ、経験が有ったこともあり即戦力となってくれました。仕事への向き合い方も、日本人と同様でしたし、理解力や飲み込みが良く驚かされました。受け入れ前にはかなり構えていたのですが、入社後には良い意味で期待を裏切られる結果となりました。

視野の広さ

まだ入社半年ですが、彼らの仕事ぶりには驚かされます。仕事ができることも驚きでしたが、それだけでなく周りの状況を見て判断してフォローにも回ってくれています。仕事上、重いものを扱ったり危険な作業もあるのでそういった視野の広い行動が仕事をさらに円滑に進めていると思います。また、シャイな子たちではありますが、仕事においてはしっかりとコミュニケーションをとってくれるので不安になることはないです。そういった切り替えが出来ていることも私自身尊敬します。

共に成長していきたい

今後、弊社は新しい機械の導入や新しい工場の増設を進めていく予定です。これに伴い、二人にはリーダーのような立場で働いていただきたいと考えています。私たちは、二人の成長を期待しており、リーダーシップを発揮することで、チーム全体の力を引き上げてほしいと思っています。また、会社としても受注量を増やし、さらなる成長を目指しています。これにより、業務の幅が広がり、二人にとっても新たな挑戦が増えると思います。新しいプロジェクトや業務が増える中で、積極的に取り組んでいただき、スキルを磨いていってほしいと願っています。今後も一緒に頑張っていきましょう!

まとめ

仕事でもプライベートでもニコイチなお二人。インタビュー中も笑顔が絶えず、本当に仲が良いのだなと思いました。インドネシアでは、人口増加により多くの優秀な若者が国内での就労を諦め、国外で就労しています。そんな優秀な人材と人手不足に悩む日本の企業様の懸け橋としてあり続けたいと思います。

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