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CASE STUDY 事例紹介

新卒外国人事例紹介|総合職経理として働くベトナム人材
  • その他

サッポロビール株式会社 様

新卒外国人事例紹介|総合職経理として働くベトナム人材

新卒外国人事例紹介|総合職経理として働くベトナム人材

海外人材インタビュー

新卒外国人事例紹介|総合職経理として働くベトナム人材

海外人材プロフィール

  • NGUYEN TUYET PHUONG

    NGUYEN TUYET PHUONG

    信州大学経法学部応用経済学科
    2020年4月 サッポロビール株式会社入社

目次

Table of Contents

責任ある仕事

 私はサッポロホールディングスの連結グループで経理を担当しています。入社当初は第一希望に営業職を志望していましたが、今では経理の魅力に引き込まれています。大学で学んだ会計学や統計学が役立ち、自分の適性を活かせていることに感謝しています。経理の仕事には、正確性と期限厳守が求められます。そのため、時には夜遅くまで働くこともあります。
 しかし、その一方でやりがいも大きいです。特に決算書を作成する際には、皆さんの努力の結晶を私がまとめることができるのです。全体を俯瞰して見ることで、良い点や改善すべき点もだんだんと分かっていき、自身が成長していることを感じられます。このように、経理の仕事を非常にやりがいのあるものだと感じています。

日本でのキャリアをスタートするまで

 私は、ベトナム南部のアンザン省という田舎の町で生まれ育ちました。綺麗ごとに聞こえてしまうかもしれませんが、幼い頃から文字を読むことが好きで読書や子供新聞を読んでいました。日本に来るきっかけとなったのは、親戚のお姉さんが日本への留学プログラムのチラシを持ってきてくれたことです。当時私は、すでにベトナムの大学から合格を頂いており、卒業前の2か月で何か勉強したいと思っていました。その時に、日本語の勉強を始めました。最初は、時間つぶしにやっていましたが、勉強しているうちに本気になりベトナムの大学の内定を辞退して、日本に来ました。

風通しの良い環境

 サッポロビール株式会社は、社風がとても良い企業だと感じています。入社前は純日本企業という堅いイメージを抱いていましたが、実際には良い意味でギャップがありました。その理由は主に2つあります。
 1つは、フレックス制を導入しており、非常に柔軟に仕事を進められることです。また、必要に応じて在宅勤務も可能なため、通勤時間を削減し、その分を自身の勉強時間に充てています。このような働き方は、業務の効率化に寄与していると感じています。2つ目は、 新たなプロジェクトを進めやすい環境があることです。私は経理を担当していますが、数年前にITチームと連携して業務自動化のプロジェクトを立ち上げました。このシステムは現在も使用されており、グレードアップしています。このように、若手社員がプロジェクトを立ち上げ、業務改善をしようとする風土があります。

 6年前の就職活動中、GAの担当者が面接のリマインドをしたり、面接の練習をしたりと沢山サポートをしてくれ、不安な中での支援は大きな心の支えになったと語ってくれました。私たちはこれまでと変わらず人材も企業も私たちも幸せになれるサービスを創出していきたいと思います。

企業様インタビュー

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受け入れ企業プロフィール

サッポロビール株式会社(ビールの製造販売・東京都)

  • 事業内容

    ビール・発泡酒・ワイン・焼酎などの製造販売、洋酒の販売、他

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サッポロビールは日本最古のビール会社として知られ、ビール、発泡酒、チューハイ、ワイン、清涼飲料水などを製造・販売する大手飲料メーカーです。ブランド力の強さと製品の多様性が特徴となっています。

サッポロビール株式会社

カイタク人財

 サッポロビール株式会社では、カイタク人財という人財像に基づき採用活動をしております。これは、自分の成長・成果だけでなく周囲を巻き込み挑戦が出来る人財を指します。PHUONGさんは、それまでの大学での経験やバックグラウンドを含め、弊社が求める人財像にマッチしておりました。加えて、業務に対しての向き合い方や日本で働きたいという前向きな気持ちもあり、PHUONGさんのカイタクしていく力が弊社の他の社員にも良い影響を与えるのではないかと思い採用いたしました。
 現在では、経理のお仕事は勿論のこと採用活動にも協力してくれています。入社当初から、母国への愛が強い方だと感じていましたが、自分と同じ境遇になるかもしれない学生に対して優しさが垣間見えました。PHUONGさんの入社当時3名しかいなかった外国籍社員も今では13名に増加しています。下の世代が入っていくにつれて若い世代をまとめるお姉さんという印象に変わり、採用当時より彼女の魅力が増しています。


グローバルビジネスでの活躍

 PHUONGさんにはグローバルビジネスでの活躍を期待しています。各国のグローバルマーケティング戦略や営業業務は国際事業本部という部が担っております。しかし、その他大々的に海外に関わらない経理の部署でも、グローバルビジネスに関わることは沢山あります。
 例えば、経理の部署ではグローバル事業の決算書を扱うことがあります。PHUONGさんもすでにそのような経験をされていますが、今後更に沢山担ってほしいと思います。
 また、弊社にはベトナムに工場もあります。彼女のバックグラウンドであるベトナムとの繋がりも更に持って頂き、会社の発展に貢献していただければと思います。  

まとめ

日本の大企業では、外国人従業員の比率が着実に増加してきています。経済産業省の最新の調査によると、2023年時点で大企業(従業員300人以上)の外国人従業員比率は6.2%に達しており、2020年の5.4%から更に上昇しています。これは、大企業の外国人人材活用がさらに進展していることを示しています。

業種別にみると、情報通信業(14.1%)、卸売・小売業(9.2%)、製造業(6.5%)などで外国人従業員比率が高い傾向にあります。グローバル化が進む業界ほど、外国人人材の活用が進んでいるといえます。ビール業界でも、海外展開や海外からの競争激化などを背景に、グローバル人材の確保が重要な課題となっています。



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