『フィリピン:日本とフィリピンがマニラ首都圏地下鉄の融資契約に署名』
2月10日、日本とフィリピンはマニラ首都圏地下鉄計画第1期の2533億円(1121億ペソ)の融資契約に署名した。
合意は越川和彦駐フィリピン日本国大使が出席した式典にて、カルロス・ドミンゲス三世財務大臣と国際貿易機構(JICA)フィリピン代表である小豆澤英豪氏の間で結ばれた。
越川氏は同式典にて以下のように述べた。マニラ首都圏地下鉄は1970年代に最初に計画されたが、それは約半世紀計画のままだった。ドゥテルテ政権の強力な推進と決意によって、この「世紀のプロジェクト」は現在確実に進んでいる。日本の全断面トンネル掘進機が今年の第2四半期にマニラ首都圏の下で掘削を開始することを嬉しく思う。また特命全権公使は、このプロジェクトがフィリピン経済を活性化するための「1つの原動力」として役立つことを楽観視していると述べた。
「Build, Build, Buildプロジェクト(BBB)」の主力開発の1つとして、17駅の地下鉄はケソン市とニノイ・アキノ国際空港(NAIA)間の移動時間を現在の70分から35分に短縮する。また同地下鉄は、貧弱な道路網と交通需要の増加によって引き起こされるマニラ首都圏の混雑悪化への対処策となる見込み。
参照:10/02/2022、The Philippine News Agency