三菱UFJフィナンシャル・グループ（MUFG）は6月26日に、アジアでの存在感を高め、新興市場での消費成長を引き出すため、インドネシアの自動車ローン提供会社であるマンダラ・マルチファイナンス（Mandala Multifinance）を7兆ルピア（4億6,700万USD）で買収すると発表した。

日本およびその他のアジア企業は、人口約6億9,000万人の地域で台頭しつつある中間層を獲得することを期待して、東南アジアでの拠点の構築と拡大をますます検討している。

マンダラの買収は、MUFGのインドネシアにおける自動車ローン事業の拡大に役立ち、日本の銀行はMUFGのインドネシアの銀行部門であるバンク・ダナモン（Bank Danamon）の自動車ローン部門であるアディラ・ディナミカ・マルチ・ファイナンス（Adira Dinamika Multi Finance）を通じて構築してきた。

2024年初頭までに完了するこの取引では、MUFGの日本の主力銀行部門である三菱UFJ銀行が70.6％、アディラが10％を出資することになる。

MUFGはインドネシアが東南アジア最大の国内総生産を誇り、将来的に高い成長が見込まれるため、特に重要であると考えていると声明で述べた。
マンダラは、インドネシア東部で強い存在感を示し、国内市場で新車バイク向けのローンとバイクを担保とした多目的ローンを提供している。

参照：Channel News Asia、26/06/2023