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『ベトナム:ハイズオン省は日本の投資家に最適な条件を提供』

5月30日、ハイズオン省党委員会のファム・スアン・タン委員長は、ベトナム北部のハイズオン省は日本の投資家に最適な条件を作り出すために努力していると述べた。また同氏は、グリーン成長とデジタルトランスフォーメーションは同省の2021年から2050年までの発展戦略の中で重要な役割を担っており、海外直接投資(FDI)は、ハイズオン省がその可能性を十分に活用するためのレバレッジとして機能すると強調した。

ハイズオン省は投資環境をさらに改善し、行政革命と外国人専門家のための住宅プロジェクトを強化する。タン委員長は、日本の投資家が同省に投資し、ハイテク産業、最新のインフラストラクチャ、質の高いサービス、そしてスマート都市開発を優先することを希望していると述べた。

山田滝雄駐ベトナム日本国特命全権大使は、日本企業は、投資環境を改善するためのハイズオン省の今までの努力と、新型コロナ感染症発生時の自治体からの支援を高く評価していると述べた。そして質の高い人材を確保し、労働者の需要を満たすために健康と教育のインフラストラクチャに投資し、生産用の電力供給を保証し、規制を更新し、企業が直面するボトルネックを取り除くよう提案した。

ハイズオン省は、2016年から2020年までの国民1人当たり地域内総生産(GRDP)の平均成長率が8.1%であり、国の平均を上回っていた。2021年末には、ハイズオン省には11の工業団地、33の産業クラスターがあり、稼働率は84%を超えていた。5つの工業団地のインフラストラクチャは改善され、1つは拡張中である。

ハイズオン省は2021年から2030年までに、25の工業団地と52の産業クラスターを開発予定で、それにはハノイ市とハイフォン市を結ぶ10,000ヘクタール以上に及ぶ主要な工業地帯を含む。日本企業はハイズオン省の60のプロジェクトに約15億USDを投資し、プロジェクト数と登録資本の点で2番目にランクされている。

参照:Vietnam+、30/05/2022