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『ラオス:国境再開によりラオス経済特区の労働力不足が迫る』

隣接する東南アジア諸国の国境が再開された後、労働者がタイへ戻り始め、ラオスの経済特区(SEZ)は急速に労働力を失っている。

タイに移動している多くの労働者は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによりタイでの仕事を失い、ラオス-タイ間の国境封鎖前にラオスに戻り、ラオス国内で就労を開始した労働者たちだ。多くの労働者はラオスの首都ビエンチャンに位置するSEZで就労を開始した。他に選択肢がないので、労働者は裕福なタイで得ることのできる賃金のほんの一部にしか満たない賃金で働くことを余儀なくされた。

しかし先週の国境再開は労働力の大量流出をもたらした。ビエンチャンの5つのSEZでは、3,375人の労働者が就労しており、その内の2,737人がラオス国籍だ。フル稼働の場合、今年は6,000人、来年は10,000人の労働者が必要となる。タイでの賃金が高いのはもちろんだが、SEZが労働者を魅了できない理由はそれだけではない。

ラオスの労働者がSEZではなく、タイで就労するもう1つの理由は言葉の壁だ。タイとラオスの言語は相互に理解が可能だが、SEZで就労する場合、中国語を学ぶ必要がある。
SEZに位置する中国企業によると、中国企業は中国語を話すことができるラオスの労働者を必要としている。

両国の賃金の差は明らかである。タイの首都バンコクの郊外で就労しているラオス人の労働者によると、ラオスでの仕事と同じ仕事を行い、タイでは3倍の賃金を得ることができるという。ラオス労働組合連盟は3月下旬に最低賃金を110万キープ(85USD)から150万キープ(115USD)に引き上げるよう企業に呼びかけた。ラオスキープは深刻な落ち込みを見せており、タイバーツとUSDに対して価値を失い、1月から4月間に6%下落した。これは輸入家庭用品価格の15%から50%の増加と一致しており、購入できるものの点で、キープで支払われる賃金は減少し、バーツで支払われる賃金は安定している。キープの価値と比較すると、バーツの価値は上昇している。

参照:Radio Free Asia、16/05/2022