ベトナム民間航空局（CAAV）によると、ベトナムの国内航空市場は世界最速の速さで回復している。パンデミック前と比較して123％増だった。これは、エアバス（Airbus）と国際航空運送協会（IATA）が行った、メキシコ、ブラジル、ロシア、スペイン、トルコ、オーストラリアを含む25市場の便数に関する統計に基づいた分析によるもの。

ベトナム民間航空局のディン・ビエット・タン局長は、ベトナムの国内航空市場は、政府が国内線の新型コロナウイルス感染症に関する制限を解除した後、2022年前半に旅客便と貨物便の両方でブームを経験した。ベトナム国内の空港を4070万人の乗客が利用し、前年同期比56.8%増だった。ベトナム民間航空局によると、今年1年間でベトナム全土の空港を8780万人の乗客が利用し、前年比190%増となる見込み。この数字には500万人の外国人乗客を含み、前年比844％増となる見込み。

ベトナムは2月15日に国際線の新型コロナウイルス感染症に関する制限を解除した。3月15日には、政府は隔離なしの入国を許可し、日本、韓国、ヨーロッパなど24か国の国民に対するビザ免除措置を再開した。また政府は医療申告や新型コロナウイルス感染症の検査等の入国制限も解除した。

参照：VN Express International、16/06/2022