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ホーチミン 下水道更生事業で日本の「SPR工法」を採用

ホーチミン市人民委員会の委員長であるグエン・タイン・フォン氏は、
老朽化が進んでいる市内中心部の下水道更生事業に日本の「SPR工法」を採用する案件を承認した。

同案件では、更生事業は遠隔操作のロボットを通じて内側から行われる。
このロボットが地下で作業を行い、道路を掘る必要がないため、地盤沈下を引き起こさず、
市内中心部の渋滞状況と交通安全への影響も限定的だという。

同プロジェクトは都市インフラ建設プロジェクト管理委員会(ホーチミン市人民委員会傘下)により、国際協力機構(JICA)の支援のもと行われる。

老朽化した1区・3区の下水道を調査した後、約2.7kmの予想規模で改修を実施する。
投資総額は4,670億ドンで、うち約4,000億ドンがJICAからの無償資金協力で賄う。

浸水、交通渋滞はホーチミン市民が直面している問題である。
そのため下水道更生案件の実施により住民の苦労が軽減されると期待されている。

【参照】THANH NIEN 28/05/2019